有料老人ホームのかしこい選び方

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これだけは確認しておきたい「医療に関する10の質問」

①施設内には診療所はあるのですか
②医師、看護婦は常駐していますか。いる場所の常駐場所とは24時間か、いわゆる「9時5時」のどちらですか。
③提携病院との提携内容、病院数、診療科目は。
④提携病院と施設との位置関係を教えてください。
⑤定期健康診断の有無と実施回数は。
⑥直近の健康診断はいつ行なわれましたか。
⑦入院することになった際のの対応は。
⑧退院可能になった際の対応は。
⑨介護サービスメニューの内容を詳細に教えてください。
⑩施設内に介護専門のヘルパーはいますか。

内部者でなければわからないこと

有料老人ホームにおける不明朗な部分もある程度知っておく必要があります。そのためにはすでに入居した人達の生の声も聞いておくことが重要です。

「老人性認知症の介護サービスを提携している場合、臭いの問題などをもっと具体的に聞いておけばよかった」、「提携の医療機関があるということで安心していたのですが・・・実際には診療科目が少ないことがわかりました」など、やはり介護や医療に関する不満や後悔がかなり聞こえてくるのです。

老人の生活の場である有料老人ホームなのですから、この「医療」と介護」に関しては、できる限り具体的に細かく、何度も確認して後悔のないようにいたいものです。

医療システム自体に問題のある有料老人ホームも

介護や医療に関する運営上のミスやトラブルもないわけではありません。公正取引委員会が調べたケースの中には、やはり首をひねってしまいそうな有料老人ホームもありました。

そのホームでは、同一施設内での終身利用を謳っているにもかかわらず、簡単な介助以上の介護は、隣接する病院や同一グループが経営する老人保健施設で行なっていたようです。また、このホームでは、数百名の入居者に対して、ヘルパーを数名しか配置していませんでした。そればかりか夜間には警備員しか配置していなかったというのですから、非難を免れるわけにはいきません。

医療サービスの誤解を招く表現

有料老人ホーム自体には、基本的に「医療」は存在しないと言えます。なんといっても生活者が高齢者であるということから、当然、医療の手助けが必要になります。実際の有料老人ホームの募集パンフレットなどには、医療提携サービスという表現はほとんど見られません。その代わりに「健康管理サービス」といった表現の中に、医療の"香り"のする表現を見つけることが出来ます。

「特別扱いいたします」とは書かれていませんが、「提携病院」という言葉を連呼させたりされると「何か特別な関係なのだろう」と誤解する可能性もあるでしょう。

また、医療そのものではないのですが、その有料老人ホームに入れば入居者が寝たきりやボケ状態になる可能性が低いかのような表現をして、募集活動していたケースなどもありました。